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INTERVIEW

フラッドヘッドのエンジン音がBGM。 大人時間の相棒ですの写真

_Vol.02

フラッドヘッドの
エンジン音がBGM。
大人時間の相棒です

株式会社フラッドヘッド・ネクスト(THE FLAT HEAD)

宮坂勝さん

趣味/ドライブ(車・バイク)
車種/ホッドロット【フォード・モデルA】

屋号ともリンクした
“フラッドヘッド”のエンジン

色んな車に乗ってきました。トヨタのファーストソアラを新車で買ったり、ホンダのプレリュードに乗ったり、メルセデスAMGのSLとか。スズキのアルトみたいな軽自動車にも乗ってきました。なかでも印象的なのは、1957年のシボレーベルエアの4ドアワゴンですね。面白くて、長いこと乗っていました。今はうちのスタッフが買い取って、乗り継いでくれています。
1990年からハーレーに乗っていたこともあり、いつか、うちの会社の屋号でもある“フラッドヘッド”のエンジンを積んだ車に乗りたいと思っていたんです。1920~70年代に使われていたエンジンで、壊れても修理しやすく、丈夫で長持ち。1930~60年代のアメリカンヴィンテージスタイルを取り扱う私たちのファッションブランドと、イメージがリンクしているんですよ。

屋号ともリンクした
“フラッドヘッド”のエンジンのイメージ写真

“ホットロッド”を
“デイリーロッド”として乗りこなす

横浜の専門店の方に「こういう車に乗ってみたいんだよね」なんて何気なく話したら、その一年後にいきなり「お望みのもの、持ってきたよ。乗らないの?」って(笑)。この車はホットロッド(速さを求めた車)ですが、自分としては、デイリーロッド(日常使いできる車)な雰囲気にしたかったので、こんなにトラディショナルな車でどこまで頑張れるかな、というのはありました。29年のボディに40年代のコラムシフトをつけて、個々のパーツは32年のもの。ドラムブレーキも当時のものを使用しています。新しいパーツは、せっかくの雰囲気を壊しちゃいますからね。

“ホットロッド”を
“デイリーロッド”として乗りこなすのイメージ写真

不便さゆえの“良さ”がある

ケースバイケースだけれど、何か壊れた時のパーツの入手は難しいこともあるし、古い分だけもちろん手がかかります。もともと「直さなきゃ」と思っていたところが壊れたりするので、ある程度覚悟はできるものの、年に3回修理に出すこともありました。でも、昔に比べれば車両保険やレッカーサービス、物流も進化しているので、維持管理は楽になったんじゃないかと思います。それに、不便なところにこそ良さがあるし、手を入れる楽しみがある。
こういう車って、当時の時代背景やカルチャーに興味がある人じゃないと修理が難しいんですよね。僕も修理は、車を探してくれた横浜の専門店か、飯山に持っていくことが多いです。

不便さゆえの“良さ”があるのイメージ写真

ドライブのお供は
風の音とエンジンの音

休日は白馬方面へ向かって、そのまま糸魚川に抜けるドライブに出かけることが多いです。どこにも寄らず、音楽もかけず。何回かiPadで音楽を流してみたりもしたけれど、風とエンジン音聴いてる方が面白いし、気持ち良いんですよね。フロントガラスから見える景色が当時のものに見えてくるんですよ。その車が生まれた年代に、自分自身がワープしたような気分になります。昔のバイク仲間や会社のスタッフと行くこともあるけれど、今はもう、ひとりが楽です。何かあってもある程度は自分で対処できますし、それも古い車を持つ醍醐味(だいごみ)ですから。
乗るだけじゃなくて、見るのも楽しいですよ。ガレージで車を眺めながらお酒を飲んで、「乗りてぇなぁ…」って呟いています(笑)。
走ってみたいのは昔ハーレーで行った北海道。ルート66やカリフォルニアにも行ってみたいです。日本海の海岸線を北上して、各地の車好きに出会うのも面白そう。自分が健康なうちはできるだけ長く乗っていたいですね。

ドライブのお供は
風の音とエンジンの音のイメージ写真